泡瀬干潟を守る連絡会 事務局長 前川盛治

 

 11月14日に、沖縄総合事務局に、手植え移植に関する公開質問を行いましたが、それに対する回答が次のようにありました。質問の趣旨は、前に発送したメールをご覧下さい。回答にたいしての連絡会としての見解は、合同調査(11月28日)の後に発表する予定です。

 

・・・ここから・・・

 

                    泡瀬干潟を守る連絡会からの質問にたいする回答

                               H14.11.20

               沖縄総合事務局 港湾計画課 野澤

 

1)海草藻場がパッチ状にあることは、ご存じですか。

 

<回答> 海草藻場の一部がパッチ状となっていることについては存じています。

 

2)パッチ状に広がり、海草ベットのある海草藻場帯に手植えによる移植実験を行った理由あるいは目的は何ですか。

 

<回答>

  泡瀬地区における海草移植の目的は、糸満や石垣において海草移植が成立したように、当該地区においても海草移植が可能であることを確認するものです。また、海草は適地に移植しなければ活着しないものと認識しております。全く海草が生育していない場所では、地盤が不良であったり水中光量が不足しているなど海草の生育条件を満足していないため、何の対策もなしに海草を移植しても藻場が形成されないことが一般的な考え方です。そのため、実際に海草が生育している場所に隣接した位置は、移植適地である可能性が高いという考え方で移植試験を行っています。

 

3)これから行う手植えによる移植の計画書の提出をお願いいたします。(採取場所、移植場所、日程、手法等) 場所については、正確な位置情報もお願いします。関連して、以前の移植実験の計画書(手植え、機械化移植)も提供お願いします。

 

 <回答>

 環境省からの「意見」を受け、海草移植計画を作成する計画です。

 採取場所、移植場所については、現地の踏査により決定するものです。また、日程については、海象条件や移植の量、作業効率によって変わってきます。これらの情報については、誤解のないよう事前には作業方針のわかる概略をお示しし、移植が終了した時点で詳細なものを提供するのが良いものと考えます。

 以前の手植え移植による実験は、芝植え法により行っており、別添の平成14年度第1回委員会資料(抜粋)のとおりです。

 機械化移植計画書については、委員会に提示していますが、海草移植実験は、実験の過程において、モニタリング結果や委員会でいただいた意見などにより、修正を加えています。(別添の平成13年度第3回委員会資料抜粋参照)

 

4)実験の報告書に「株数」とありますが、「株」とはどういう状態のものですか。葉(直立部)のことですか。

 

<回答>

 海草の株とは、地下茎より上部の茎と葉の部分(直立部)を指して1株と計算しています。

 

5)手植えSt.の実験区の移植開始時の写真に、「実験区の枠」が写っていないのは何故ですか。

 

<回答>

 移植試験に際しては、2m×2mの枠を海底において海草の移植を行いました。移植前の海底状況写真では、枠を置いていないため写真に写っておりません。海草移植後は2m×2mの観察枠2つを取り囲む3m×6mの範囲にロープを設置しています。

 

6)移植開始時の実験区には海草が写っていませんが、実験区は当初海草ベットがない窪地であったと判断できますが、そう理解していいですか。

 

<回答>

 自然の海草が生えていない場所を選定し、それぞれ、2m×2mの範囲に2種類の海草を移植しました。なお、3m×6mの枠を設け測定していますが、この測定範囲にも海草が生えてなかったことを確認しています。

 海底面の状態については、近傍の海草群生域に比較すると地盤が低くなっていましたが、極端にえぐられた窪地ではありません。

 

7)4年間で海草ベットが形成されていく過程の写真の提供をお願いいたします。(11月1日に提供された写真は、平面的な写真であり、ベット形成が分かりません。)

 

<回答>

 11月1日に提供した写真が全てです。

 

8)海草ベットが形成されていく過程(礫や砂の堆積過程)を検証できるデータの提供をお願いいたします。

 

<回答>

 質問の趣旨に合っているかどうかは判断できませんが、砂面変動のデータは測定しており、委員会に提示しています(別添の平成14年度第1回委員会資料抜粋参照)。

 

9)実験枠の留め金は地中に埋まっていたはずです。現在、表面に見えますが、砂礫に埋まっていて、それを取り出したのであれば、埋まっていたことを示すデータを示してください。

   

<回答>

 実験枠でのロープを固定する留め金は、海草移植地点での砂の堆積や浸食による砂面変動によって埋もれた場合や流出したものがあります。埋もれた留め金については、掘り起こすことなくそのままの状態であり、現在は観察しやすいように同じ場所にロープの枠を張り4隅を留め金で固定している状況にあります。その埋没の状況は砂面変動のデータ(8)でも推察されますが、埋まってしまった状況を直接示すデータはありません。

 

(10) 行われている採取地(埋立予定地)の汚濁防止膜の展張工事の計画書を提出してください。

 

<回答>

 汚濁防止膜の展張作業は10月10日〜11月18日の間に行い、既に終了しました。

 

11)機械移植の新たな実験(96uの3箇所)の計画書(採取地・移植地、日程、方法、評価の方法等)を提供してください。

 

<回答>

 環境省からの「意見」を受け、海草移植計画を作成する計画です。

 採取場所、移植場所については、現地の踏査により決定するものです。また、日程については、海象条件や移植の量、作業効率によって変わってきます。これらの情報については、誤解のないよう、事前には作業方針のわかる概略をお示しし、移植が終了した時点で詳細なものを提供するのが良いものと考えます。手法については減耗対策として考えられる3工法を、バックホウによる移植法にて行います(別添の平成14年度第1回委員会資料抜粋参照)。

 今年度行う機械化移植は、減耗対策実験であり、対策を施すことにより台風に対する耐性を増加させることが目的です。よって、次年度の台風後に減耗状況を確認し、自然の海草の減耗状況と比較することが、評価の視点となります。  

 

・・・以上が回答です。・・・・

 

 なお、議事録の公開を請求しましたが、議事録は、沖縄総合事務局のHPに公開されていることは前にメールしました。

 また、手植え実験区の合同調査の実施をお願いしていましたが、沖縄総合事務局から次の提案がありました。連絡会として、了解しました。

 

日時 11月28日(木) 午後12時〜17時

参加 泡瀬干潟を守る連絡会(4名)、美島の会、沖縄総合事務局、沖縄県、国土環境

日程 12時集合 中城湾港出張所

      12時30分出発

      13時〜14時50分調査 (手植えT→手植えU→手植えV

      15時20分 帰港、着替え、片づけ

      16時〜17時 打ち合わせ

     

 打ち合わせには多数の関係者の参加をお願いいたします。

    

 

 

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