皆様
泡瀬干潟を守る連絡会 事務局長 前川盛治
「2003年11月5日の海草藻類専門部会の緊急報告」の中で、次のような記述をしました。
(1)リード文
重大事実が明らかになりました。「移植海草面積の誤魔化し」が明らかになりました。
(2)面積が増加していることについて疑問である。移植した大型海草(アマモ類、スガモ)の面積になっているか。小型海草等も面積に入れていないか?
当日の審議・結果
委員会審議中は回答はありませんでしたが、委員会終了後、「事務局の責任ある人」が私に「大型海草のみでなく、小型海草も面積に入れている」という、「重大事実」を明らかにしてくれました。この事実は、私以外の他の委員は分かっているように思われます。移植海草の面積についての「改竄」と思われるこの事実は、後日記者会見で明らかにし、海草移植そのものについて事業者側は、「失敗をどのようにして誤魔化すか、に腐心している」実態を明らかにしたいと思います。これは、機械化移植実験、手植え移植、減耗対策実験の全てで採用されています。「面積」の見直しが求められます。
「アマモ、スガモを移植したが、それは枯死消滅したが、一緒にくっついていた他の小型海草(ウミジグサ、ウミヒルモ等)が生え広がったので、それも移植海草藻場の面積として計算している」
このことは、「大型海草を保全するために移植する。この移植の成功が埋立の前提条件である」というこれまでの確認事項を裏で「改竄」することであり、絶対許されません。
(3)減耗対策実験工法の評価について
当初の考え方「減耗対策工法による試験藻場の減耗は自然藻場と同程度であったことから、対
策工法を用いることにより、機械化移植は適応可能と考えられる。」は、どうなりましたか、の
質問に対しては、「どの工法も被度、面積ともよくなく、現時点で、評価するのは時期尚早と考え
、コメントを変えました。事前の評価は適正を欠いていました。」と、川上泰司指導官が素直に
回答していました。
・・以上が私の報告の概要・・
これに対して、沖縄総合事務局K氏から「海草藻類WGに関するクレーム」として、次のメールが私のところに届いています。
・・以下が沖縄総合事務局K氏のクレームのメール
前川様
先日の海藻草類WGの議事内容を、貴会のHP等に載せていらっしゃるようですが、
以下当方のクレームです。メーリングリスト等にも掲載されているのであれば、
修正等の対応をお願いします。
@「大型海草のみでなく、小型海草も面積に入れている」について、
当該移植地は、移植前に海草がまったく生えていない箇所であり、
現在生えている海草は、移植したものまたは移植が要因となって
生えたものであることが明らかです。したがって、小型海草も面積に入れています。
移植の目的は藻場生態系の創出であって、海草一本一本の保全でないことからも、
入れることは問題ないと思います。ごまかしとおっしゃるのであれば、WGでご議論ください。
なお、移植地の海草の種別の出現状況もデータとしてお示ししているところです。
A「・・・事前の評価は適正を欠いていました。とK氏が素直に回答していました。」について、
小職は、こうは答えておりません。WAVEがこのような回答をしたのが事実で、小職はこれを途中でさえぎって否定し、
「そうではなく、資料にある通りだ」と答えたつもりです。
これに対し、座長がこれからもモニタリングを継続していく必要があると総括されたと記憶しております。
・
・メールここまで
私(前川盛治)の反論
@について
海草移植(実験)は、被度50%以上の大型海草を移植して保全する、という目的で行われており、リュウキュウアマモ、ボウバアマモなどの熱帯海草は、移植事例も少なく学術的に確立されたものでないため、モニタリングを適切に行い、その結果を環境監視・検討委員会に諮り、指導助言を受けたうえで、以下の移植計画に反映させていくこととする、となっている。
大型海草を移植したのにそれがうまくいかず枯死・消滅・面積縮小したのに、一緒に移植された小型海草が生えてきたので、それも面積にいれて「移植海草は、生育面積を伸ばしているが、被度は停滞している」と評価することは、「大型海草も生育面積を伸ばしており、大型海草の移植があたかも順調にいっている」かのような印象を与えている。面積をいうのなら、大型海草の面積と小型海草の面積を区別して表記すべきであり、二つを一緒にして上記のような表現にするのは「移植海草面積の誤魔化し」であるといっているのです。移植海草藻場の面積に小型海草の面積をいれることが誤魔化しとはいっていません。
これについては、今後の海草藻類専門部会で、大いに議論しましょう。環境保全・創造委員会でも「議論」になることでしょう。
A私のメモでは、そのようになっています。「どの工法も被度、面積ともよくなく、現時点で、評価するのは時期尚早と考え、コメントを変えました。」の部分はたしかにK氏の発言であったと記憶しています。「・・事前の評価は適正を欠いていました。」の部分は、K氏が発言していないというなら、議事録を公開してください。それが事実なら修正もやぶさかではありません。この発言がWAVEか事業者側からあったことは事実です。議事録の公開等、委員会の公開が求められます。
このメールにたいして沖縄総合事務局K氏から次の返事が届いています。
ご苦労様です。
@については、WGで議論しましょう。
Aについては、逐語議事録を作成していませんが、私の発言主旨は「そうではなく、資料にある通りだ」と答えたつもりです。「適正」という言葉が一人歩きしているようですが、事前配布資料の対応ではなく、当日配付資料の対応に差し替えたという主旨です。